今年のお正月に、長崎県へ1泊2日の家族旅行に行ってきました。
(1人は都合が合わず参加できませんでしたが…)
家族旅行は十数年ぶりですし、何より私たちにとってお正月にどこかに遠出する事自体が初めてでした。
1日目はハウステンボスへ。
長崎駅からハウステンボスがある佐世保まで、ハウステンボス号に乗って行きました。赤と緑の車体が鮮やかです。
ハウステンボスの中に入ると、真冬なのにパンジーが見事に咲き誇っていて、びっくりしました。この膨大な敷地内の花々を手入れするのは大変だろうな、と思いました。
春にはチューリップや薔薇が咲き誇り、その季節ならではの景色を見ることができるそうです。
ハウステンボスに足を踏み入れて最初に感じたのは「スケールの大きさ」です。建物など、“作り物”ということはわかるのですが一つ一つがとにかく大きく、あまりチープに見えません。そして敷地内全体がフォトジェニックで、写真を「これでもか」という程撮りました。その中から今回のブログに掲載する写真を絞るのに苦労しました。
冬の期間は夜の「光の王国-KINGDOM OF LIGHT-」がハウステンボスの最大のイベントになっています。昼間にライトアップされていないイルミネーションもなかなか味がありました。
今回の旅行はお天気に恵まれました。海の近くで風が少し強かったのですが、気温もあまり下がることなく、のびのびと遊びました。
この日は空の雲の表情がコロコロと変わって面白かったです。
夜になると、ハウステンボス中がイルミネーションで光り輝きます。
敷地が広いだけにその規模の大きさに圧倒されます。
この夜のイルミネーションの開催期間中はこれを見るためだけに来場される方もいるそうです。
お正月という時期もあって家族連れが多く、小さい子供達がはしゃぎながらイルミネーションの中を走っていました。
最後のイベント3Dプロジェクションマッピングのスタートまで時間があったので、近くで開催中の大胡蝶蘭展に行きました。
これほどの本数の胡蝶蘭が一箇所に集まっている光景は今まで見たことがありません。
胡蝶蘭でできたトンネルは圧巻です。
いよいよ3Dプロジェクトマッピングの時間です。
建物に映像が映し出され、一つの物語が展開されて行きました。
ハウステンボス内のホテルに泊まり、翌日の午前中までハウステンボス内で過ごしました。
この「天空の城」の写真は2日目に撮ったのですが、1日目にこれに挑戦しました。写真では伝わらないと思いますが、地上から3mの高さの木の踏み場が揺れたりとかなりスリリングで結構怖かったです。翌日、天空の城で体を動かしたのと、ハウステンボス中を歩きまわったので体中が筋肉痛でした。
名残惜しみつつもハウステンボスの出口を出たところに、フクロウに触れることができる「フクロウの森」があります。フクロウの頭を撫でて可愛い姿に癒されてきました。体の大きいフクロウほど堂々としていて大人しく、体の小さいフクロウは少し警戒心が強いのかな、と思いました。
なぜか私よりも動物が苦手なはずの母が楽しんでいて、「一体どういうことだ…」と思いながら見ていました。
佐世保から長崎市に戻り、2日目は市内を観光しました。
長崎市はなんとなくモノクロで撮りたいと思う場所が多かったので、何枚かRICOH GRⅡのハイコントラスト白黒モードで撮りました。
路面電車を見た時、学生の頃修学旅行で広島に行った事を思い出しました。
路面電車内は通勤する地元の人と観光客で満員でした。
路面電車を降りて「大浦天主堂」へ。大浦天主堂まで坂道がずっと続き、全身筋肉痛の体にひびきます。
坂道の両端にはお土産やさんやカステラを販売する店がたくさん並んでいました。
現在、大浦天主堂は外壁工事中でほとんどが布に覆われていました。
この教会の建設には悲しい歴史があるので、その事を思うとなんとも言えない気持ちになります。
その後グラバー園へ。
グラバー邸の持ち主だったトーマス・B・グラバーさんは商才があり、さらに人の才能を伸ばすことにお金や労力を惜しまない、超いい人だったのだろうと思います。
伊東博文などが歴史上に名を残すことになったのもこの方の協力が大きな要因になっていると思います。
グラバー邸に行った後、長崎の中華街に行きました。
普段から「ちゃんぽん」は食べているので、わざわざ長崎に行ってまで食べなくてもいい、と思っていたのですがちゃんぽんが有名という江山楼で勧められて食べてみました。家庭で作るちゃんぽんでは出せない、なんだか複雑な味がしました。いつも食べているものとは全然違うので、ちゃんぽんと言っても全く別のものを食べている感じがしました。私達が入店したのが午後3時くらいだったのにも関わらず、お客さんが途絶えず、常に席が満席状態で人気店という事が伺えます。
蟹が丸ごと入ったかに玉も、変わった料理だな〜と珍しがりながら食べました。
1泊2日の旅行でしたが、2泊3日旅行くらい内容が充実していました。
両親ともゆっくりした時間が過ごせて良かったです。筋肉痛は帰った日の翌日中まで続きました。
アシスタントグラフィックデザイナーの津森でした。