こんにちは、面田です。
職場での業務はグラフィック制作ですが、まだまだ一人前にはほど遠く、オペレーター時代の指示ありきで制作をしていた時の感覚が抜けていないなと感じます。
そして、自分はデザインのことをまるで理解していないのだと気付かされます。
社長や先輩方の考え方や能力に触れるたび、私ももっと知識と自信を積み重ねたい!と強く思う駆け出しデザイナー(アシスタント)です。
さて、最近心を動かされる本を読みました。
勝てるデザイン、前田高志さんの著書です。
デザイナー初心者がプロになるための考え方を具体的に示している指南書で、おそらくデザイン制作を続けてきた方には当たり前の内容なのだと思うのですが、私には目から鱗な箇所もあり、読後に頭がスッキリしました。
本を読んだだけで満足せず、実践で使える様心に刻みたいです。
以下、私にささった箇所を自分の記録も兼ねて、数点抜粋します。
■デザインは文字が9割
文字の配置を見ればデザイナーのレベルがわかるそうです。
フォントの使い方、世界観、大きさ、文字間、行間、全てを扱えているかいないかで、プロと素人の差が出るのだとか。
社長や先輩からもよく文字についての指摘を受けるので、非常に説得力がありました。
年始に掲げた今年の目標が「フォントと文字組の攻略」でもあるため、少しでも強化し理解を深めたいです。
■デザインをする前にプレゼンを考える
意味付け、構成をしっかりと考えてから制作にとりかかる方が、スピードも質も上がるのだそうです。情報を整理し、背景や経緯をしっかりと込めることで、理由を求められても説明が可能になり、透けて見えるうわべだけのデザインになることを防げるのだとか。
制作時はつい、デザインっぽいデザインに引っ張られがちなので気をつけたい部分でもあります。
■デザインはデザイナーだけのものではない
デザインとは沢山の可能性の中から最適解を選びとる行為のことであり、デザイナーではなくとも、日常生活の中などでも触れていることなのだと著者は言います。過去に見てきたデータの蓄積のなかから最適だと思える選択をするため、沢山の選択肢を持つことがクオリティを引き上げるのだとか。
目を肥やし、選択肢を増やし、良いものへの執着心、もっと高めていきたいです。
それから、デザイン思考の大切な5点!↓
■一撃でわかるデザイン
■ポリシーがあるデザイン
■ならではのデザイン
■興味を奪うデザイン
■捨てられないデザイン
この5点を満たすものが、結果を出せるとされているものの様です。
一目で理解ができ、コンセプトが明確にされていて、デザインはクライアントや商品が変わると成立しないもので、しかも人の目を奪い、残しておきたくなるクオリティ…
私にはだいぶハードルが高いですが、今後意識していきたいです。