こんにちはインテリアデザイナーの藤井です。

突然ですがみなさん『イソップ物語』知ってますか??

子供の頃に読んだ人も多いはず!

もちろん知ってると答えると思いますが…実はこのイソップ物語の作者アイソーポスは

古代ギリシアの寓話作家で奴隷だったそうなんです。☜これ知ってました?

日本では英語読みのイソップ という名で知られています。

代表的なものには
『北風と太陽』『アリとキリギリス』『ウサギとカメ』『オオカミ少年』『金の斧』など…..

現代にも十分あてはまる教訓になるものが沢山ありますね。

 

 

その「イソップ物語」=「天草本 伊曽保物語」に熊本県の天草で出会いましたので
少しご紹介します。

 

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熊本県の天草にあった宣教師養成のための学校『天草コレジヨ』で
天正年間日本人として初めてヨーロッパを旅行した4人の少年使節団が
持ち帰った『グーデンベルク式金属活字印刷機』で
印刷された印刷物のことを『天草本』といい、
その中には『平家物語』『伊曽保物語』など現代にひき継がれているものが沢山あり
それらは天草から広がり伝わっていったそうです。

 

『伊曽保物語』これは天草で今から四百年以上も前に
ラテン語から日本語(ローマ字)に翻訳されて印刷された「イソップ物語」です。
現存するのは、イギリスの大英図書館に所蔵されている一冊のみだそうです。

 

その『天草本 伊曽保物語』の前半に、イソップの生涯の物語として誰よりも賢く、
また誰よりも醜い男だったイソップの半生が、様々なエピソードとともに記されています。

 

『 天草本 伊曽保物語 』より
イソップの生涯の物語『 ESOPO イソポ 』を
天草出身の4人の女性クリエーターが
様々なエピソードとともに創りあげた造形絵本。

 

『 天草コレジヨ館 』には
イソップの生涯を、造形作家のgajuさんの作品で表現した
『 ESOPOの宝箱 』というタイトルで常設展示されています。
これは見る価値がありますよ。

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Gajuさんの作られた人形はとても個性が強くて
最初はちょっと怖いかな…って思ったのですが
見ていくにつれ….すっかりハマってしまいました。
人形の表情がとてもいいんです
決してリアルでは無いし、大きくもないけど
力があるって言うか….上手く言えないけれど好きです。
機会があればアトリエにも行ってみたいなって思いました。

そんな感じだったので
帰りにはもちろん『 ESOPO 』を買ってしまいました。

熊本県天草には、まだまだ魅力がいっぱいありそうです